2010年07月09日

峰岡山基地(その2)

さて、マイナー装備紹介コーナーです・・(笑

峰岡山基地(その2)
これはマイナーじゃないですが・・91式携SAMです。東芝製で、開発当初世界初と言われた、IRホーミングとイメージホーミングを合わせた複合誘導方式で、フレア等の欺瞞に強くスティンガーよりも命中精度が高いと言われました。
IRホーミングだと熱源を追うために、太陽を背にされたりフレアを捲かれるとジャミングされてしまいましたが、イメージホーミングを追加する事によって、戦闘機全面の熱源が少ない部分にも画像認識で誘導出来るようになっています。IRホーミングなので発射前にIRシーカーの冷却をしてから発射します。先端横の網状の物はIFFアンテナです。ここら辺の基本的形状はスティンガーと同じですね・・

スティンガーも同じなんですが、シーカーのロックオンをビープ音?で射手に知らせるようになっています。

同じIRホーミング式のミサイルとして、陸自の01式軽MATのIRシーカーは発射前のIRシーカーの冷却が不要な非冷却型IRシーカーを装備していて、発射までのリードタイムを短縮してます。なので、91式携SAMにもこの技術を応用すればいいと思うのは素人ですかね・・(笑
峰岡山基地(その2)
峰岡山基地(その2)
これもどちらかといえばメジャー?な方に入るかもしれませんが・・・VADS1改です。航空自衛隊が基地防空の最終兵器・・というかコレを使うような事態はかなり深刻です。多分現代戦ではこの射程の短い機関砲を使う暇は無く、巡航ミサイル等の長距離誘導兵器によって基地は・・(汗

機関砲本体は、米国GE社製M61バルカン(和風だと多銃身機銃)で戦闘機に搭載されている物の発射速度を落とした物に、リーディングコンピューターと光学サイトを搭載したのが改と呼ばれるタイプです。

2枚目の写真は射手席の操作パネルです。バースト射撃の1回の発射弾数・目標までの距離・目標の速度・レーダーのスイッチ等が見えます。確か、射撃している画像を見ると、射手と射撃長?の2名で運用してますね。

峰岡山基地(その2)
個人的にはこういうのが好きなんですが・・(笑
91式携SAM訓練弾収納箱の上に置かれた88式鉄帽(空自では88式ライナーと呼ぶんですかね?)とボディアーマーです。このボディアーマー・・パッとみは空自迷彩柄に見えますが・・実は違います。米軍のPASGT body armorで,スティンガー1発買うとオマケで1着付いてくるという話で・・空自は以外にこの米軍のPASGT body armorを使用していて、良く見ると戦闘防弾チョッキ(空自迷彩仕様)と混用しています。
スティンガー採用時に技本の射撃試験の画像を見ると、66式鉄帽にOD作業服上下でこのPASGT body armorを着ている写真があります。個人的にはこういう組合せが大好きです・・(笑

88式鉄帽のゴムバンドは・・空自迷彩用ですかね?まだ、空自迷彩用のバンドは実物を見た事が無いです。


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Posted by フォックスロットデルタ at 23:45│Comments(2)イベント
この記事へのコメント
非冷却赤外線画像センサのフレームレートは60FPSですが、冷却式は180FPSも出ます。

地上の目標なら60FPSで十分ですが、戦闘機相手だと不十分なので今でも冷却式が使われています。
Posted by 通りすがりX at 2010年08月12日 16:42
通りすがりXさま>

書き込みありがとうございます。

なるほど・・IRシーカーの反応速度の差という事ですね。確かに対空目標はマッハの世界ですから、シーカーの反応速度が遅いと目標の認識が出来ませんよね。

対地目標なら相対速度を考慮してもそれ程は必要ない訳ですね~
Posted by フォックスロットデルタフォックスロットデルタ at 2010年08月12日 17:56
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